組織の解散・合併。組織を事業を整理する。

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先日、福岡の同業の先輩からあるお仕事のお話をいただきました。

関東で開催される研修会の講師の依頼だったのですが、その話の流れで、現在のスポーツNPO等の活動の現状を踏まえ「組織解体アドバイザー」として、組織整理、事業整理をするというテーマで、どこか会場を変えて対談ができませんか?というご依頼がありまして。。。

以前から、こうした話。スポーツNPOとして、組織のmissonやvisionのために活動を開始する。実際の活動を通して、そのmissonやビジョンが実現された時。または、現状の活動で、実現が不可能な時、もしくは、そのmissonを見失ってしまった時など、一旦組織や事業の整理をすべきではないか?という話題はちょくちょく出ていました。至極当然の事と感じています。

失敗でやめるから失敗であって、成功するまで続ける事が大切だとおっしゃる、企業経営者の方もいらっしゃいます。この両者は、全く矛盾しないわけでして。

「きちんと続ける。」つまり、missonの実現のために実施される事業が、工夫され、チャレンジされ続けているのであれば、いかなる失敗もその糧として、成功まで続けて行くべきだと思うのですが、どこに向かっているのかわからないとか、間違った方へ向かっているとか、共にしているメンバーが共有できなくなっているとか。。。。最終的には、既に取り組みをやめてしまったとか。

そうした場合は、事業を整理する。という事が必要になってくるのだろうという事です。でも、こうやって辞めましょうねという会議も難しそうですし、面倒くさい。新しいチャレンジに向かって、情熱を持って作り出す話し合いは、みんな熱がこもるのでしょうが、そうはいかないし、かつ、労力だけはかかる。

終身雇用、年功序列的な日本の会社制度が、会社はいつまでも続くもの。組織はいつまでも続くものという枠組みに当てはめてしまって、組織や事業を整理するという方向へ進む文化があまり浸透してこなかったのかなぁなどと、素人ながらに想像したりして。

また、日本的ものの豊かさ、大量生産大量消費の感覚で、法律等のルールが作られていると、新しいものを作るのはスムーズだけど、変更したり、修正したりするのは、やたら面倒だったりするという事もあるようで。モノだけでなく、制度や組織がそうして乱立すればするほど、地域が混乱してしまうという状況なのでは?と思ったりもしています。こうした歴史も、人口が増えている時代であれば、まだ、増えた人が新しい取り組みを追加するという事で、成り立ってきたのではという事で。。。

近年、個人の発想でもモノの豊かさからココロの豊かさへという変化の中、「断捨離」というキーワードで、物質的な環境を簡素化するという習慣が流行ったりしていますよね。

こうした考え方からも、制度や組織の断捨離って、必要なのではないかと思うわけです。人口が減少する中で、今まであった組織や制度の全部は必要ないのではないかと。そういう意味では、子どもの減少に伴って、小中高校などの学校が合併や閉鎖となってその数をどんどん減らしているのと同じように、スポーツNPOやその他組織も、必要なものが残り、余剰なものを整理して、シンプルにする事で、国全体の生産性が上がって、最も重要な資産である「ヒト」が、より自主的に、自分の興味のある仕事や活動に参加し、余計な時間を過ごさなくてよくなるのではないかというところで。。

市場の原理で、淘汰される組織・企業はありますが、もう一段。共感の原理が働いているNPO等の組織は、赤字だからといって潰れるわけではなく、それを支える個人や組織の時間や労力、時には財源でその活動が維持され続けたり、形だけが残されたりするのかなぁと。。その部分が難しかったりするのかなぁと思ったりもしますが。。。さてさて。。ちょっと長くなりました。

一方では、全国の中小企業の後継問題というのがあります。

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p171108.html

2017年の帝国データバンクの調べでは、3分の2にあたる中小企業が後継者問題を抱えているという事だそうです。これ。。ちょっといくつか本を読んでみようと思ってまして。また、別の機会に。m(_ _)m